Hiroyasu Ichikawa

Climate Curation : https://socialcompany.substack.com/

Climate Curation」というタイトルで4月1日からニュースレターを新しく始めることにしました。2021年中旬頃から自然災害が世界中で起きていること、メディアでの気候変動、脱炭素等に関する報道が急速に増える様子を見ながら、これはとても大きなことが起きているのではないか、という思いが強くなったことがきっかけです。

私の今までの関心領域(海外のメディアトレンド、Social Good等)を知っていただいていた方の中には、期待していた内容と異なると感じる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、自分の中では延長線上にあるテーマで、今まで以上にメディア視点、海外の動向・トレンド調査の視点を活かして、みなさんにとってお役に立つ情報を発信できたらと思ってます。よろしければどうぞお付き合いいただけたら幸いです。

いざ「気候変動」・「脱炭素」と言われても、言葉を目にする機会は増えたと感じながらも、あまりに広範囲だったり、専門用語が多かったり、また、スケールが大きく、全体像を描きにくいと感じる人も多いのではないでしょうか?

私自身も約半年前から興味を持ち始め、ニュース報道や書籍を読んだりしながら気にはかけているものの、その複雑さに日々圧倒されることも少なくありません。

例えば気候科学、金融、政治、地政学、ビジネス、エネルギー、テクノロジー、メディア、個人の生活スタイル、アクティビズム等、様々な分野の知識や知見が求められることも多く、知の「総合格闘技」とすら感じます。そこに国、地域ごとの異なる状況を踏まえると、ほんとうに頭がくらくらしそうになります。

とはいえ、知れば知るほど、世界中で様々な問題があることを知り、あらゆる地域、分野で新しいイノベーションが生まれていて、その重要性、面白さ、可能性が溢れているテーマであるとも感じています。

こうしたリサーチをする中で感じるのが、気候変動問題がグローバルなテーマであることから、世の中で起きている事象、ニュースがグローバルであり、主に英語での情報源が圧倒的に多く、言語の壁があることでタイムリーに国内にそうした重要が十分に届けられてないのではないか、という問題意識を持つに至りました。

そんな背景、視点から、今後このニュースレターでは、当面週に1回(金曜日)に、その週に話題になった国内外のニュースをいくつかピックアップして、箇条書きスタイルでその概要をお伝えできたら、と考えています。ただでさえ専門用語や難しい技術に関する内容であったり、遠い国の出来事で自分ごとになりにくいテーマゆえ、できる限り「自分ごと化」しやすいトピック、切り口でご紹介できたらと考えています。

これまでになんとか3回配信してみました。ニュースレターの構成、分量、切り口などは今後少しずつ工夫・改善をして変化をしていく予定です(フィードバック、感想、ご意見も歓迎です🙇‍♂️🙂)。基本的には1週間を振り返り、それまでにTwitterLinkedin、ブログ(note& Medium)に書いたことをまとめる形で配信できたら、と考えています。よろしければぜひお付き合いください。こちらから登録いただけます。
Mediumのニュースレター機能は今ひとつ使い方を理解できてないのでよろしければ今までにMedium経由で登録頂いた方も新たにSubstackでご登録いただければ幸いです。お手数おかけしますがよろしくお願いします☺

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GX = グリーン・トランスフォーメーション

経済産業省が4月1日に「440社の「GXリーグ賛同企業」と共に、カーボンニュートラルに向けた社会変革と新たな市場創造の取組を進めます!~一緒につくろう、GXの未来~」と題したリリースを配信しました。

「GXリーグ」については以前から言葉としては聞いたことがあったものの詳しくは理解できていなかったのですが、リリース、解説動画、特設サイトをみたところ、とても大事な取り組みであると感じます。

今回、経済産業省が本年2月1日に公表した「GXリーグ基本構想」に対し、440社の企業からの賛同表明が3月31日までに集まったそうです。全賛同企業のCO2排出量を試算すると、総計で約3億2千万トンとなり、これは日本全体の排出量の約28%を占めるとのこと。2023年のGXリーグの本格稼働に向け、具体的な議論を進めていくとことが期待されているそうです。

GXリーグ特設サイト(https://gx-league.go.jp/) より

そもそも「GXリーグ」とは?について、リリースでは以下のように紹介されてます。

「GXリーグ基本構想」とは

2050年カーボンニュートラル実現と社会変革を見据えて、GX(グリーントランスフォーメーション)ヘの挑戦を行い、現在および未来社会における持続的な成長実現を目指す企業が同様の取組を行う企業群を官・学と共に協働する場

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Speed & Scale: An Action Plan for Solving Our Climate Crisis Now (photo: Speed and Scale Twitter)

シリコンバレーの伝説的なベンチャー投資家、ジョン・ドーア氏が昨年11月に出版した書籍、『Speed & Scale: An Action Plan for Solving Our Climate Crisis Now』を今日は簡単にご紹介したいと思います。「気候変動のためのアクションプラン」とタイトルに掲げられているとおり、綿密なリサーチを踏まえた具体的なアクションプランをベンチャー投資家らしく実践的に描いている点が特徴のようです。

ドーア氏は以前に『Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR』を出版したことで知られているとおり、目的を実現するための指標管理のアプローチも実践的に描かれています。

まだ冒頭部分しか読んでないのですが、いくつかの推薦コメントや書評、ビデオを見る限り、気候変動という複雑なテーマの全体像を描き、思考、行動する際の枠組みを提示してくれる、という点でとても興味深い1冊になりそうです。読み終えた時点で是非また学びを共有できたらと思ってます。

ドーア氏といえば2007年のTEDトークをご覧になった方もいるかもしれません。『不都合な真実』のプライベートな上映会を開催した際、当時15歳のお嬢さんから『パパ、怖いし、怒っているわ。あなたの世代がこの問題を作ったんだから、何とかしてよ』と言われ、気候変動問題に目覚めた、というエピソードはとても印象的です。

それから14年が経ち、気候変動問題に改めて注目が集まっている今、具体的なアクションプランを提示することで課題解決に取り組む意気込みが感じられます。

ビル・ゲイツ氏の『地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる』同様、いずれ邦訳される1冊とは思いますが、こうしたビジネス、テクノロジー分野のイノベーションによる実践的な議論や事例が増えつつあることにとても希望を感じます。

以下は『Speed & Scale特設サイト: [speedandscale.com]』からダウンロード可能なポスターです。詳細はまたいずれ読了後に感想とともに書いてみたいと思います。

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教育・医療・気候変動などのインパクトエコノミーに関するインテリジェンスサービスを提供するHolonIQが、気候変動・脱炭素に取り組むテック系スタートアップの資金調達額やユニコーン企業のリストを公開しました。

グラフやリスト眺めながら感じるのは、米中欧が中心となって市場が急速に成長していることです。また、残念ながら日本発のスタートアップの存在感がないことも伺えます。2021年だけで合計370億ドル(約4.3兆円)のVC投資が行われ、これまでに合計47社ものクライメットテック関連のユニコーン企業が誕生したとのことです。(ユニコーン=時価総額が10億ドル以上の未上場ベンチャー企業)

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Photo by Kyle Glenn on Unsplash

気候変動・脱炭素等に関するニュースやストーリーがメディアでどのように取り上げられ、課題解決につながっていくのか、昨年来とても気になってます。

以下のグラフ・チャートはBuzzSumoというSNS上でのエンゲージメント状況分析するツールにより得られたデータです(検索キーワードは「気候変動」)。Yahoo!、日経新聞、YouTube、NHKなどが上位にランクされ、過去1年間で約9,000の記事が分析対象として挙げられてます。11月に開催されたCOP26に合わせて、10月、11月に掲載記事数、エンゲージメントが高まっている様子が伺えます。

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2022年がスタートし、新しいことにチャレンジしようと思っている人、年初の目標を立てた人もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回は僕が1月1日に思い切って申込みをしたブートキャンプ型オンライン講座「Terra.do (https://www.terra.do/)」についてご紹介したいと思います。 Terra.doとは2020年春にスタートした、気候変動を解決するためのオンラインスクール、そしてそのためのプラットフォームです。コアとなる講座は12週間のオンライン講座「Climate Change: Learning for Action」で、現在はそれ以外にも水素、気候変動に対応した建物、気候変動に強い農業、気候変動に対応した投資を目指すベンチャー投資家向けのコースなどを展開しています。Terra.doの目標は、1億人の人々を気候変動対策に参加させること、とのことです。 コアとなる講座「Climate Change: Learning for Action」には、世界中から様々なバックグラウンドを持つ約100人程度が選抜され、20人程度のチーム毎の少人数制で構成され、Slackコミュニティ内での学習・交流の機会が得られる仕組みです。講座終了後6ヶ月以内に気候変動関連の仕事に就職したり、起業したりするような人材をどれだけ輩出できるかを指標として運営されている、とても野心的なプログラムのようです。

気候変動を学ぶブートキャンプ型オンラインスクール〜Terra.do(テラ・ドゥ)
気候変動を学ぶブートキャンプ型オンラインスクール〜Terra.do(テラ・ドゥ)

2022年がスタートし、新しいことにチャレンジしようと思っている人、年初の目標を立てた人もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回は僕が1月1日に思い切って申込みをしたブートキャンプ型オンライン講座「Terra.do (https://www.terra.do/)」についてご紹介したいと思います。

Terra.doとは2020年春にスタートした、気候変動を解決するためのオンラインスクール、そしてそのためのプラットフォームです。コアとなる講座は12週間のオンライン講座「Climate Change: Learning for Action」で、現在はそれ以外にも水素、気候変動に対応した建物、気候変動に強い農業、気候変動に対応した投資を目指すベンチャー投資家向けのコースなどを展開しています。Terra.doの目標は、1億人の人々を気候変動対策に参加させること、とのことです。

コアとなる講座「Climate Change: Learning for Action」には、世界中から様々なバックグラウンドを持つ約100人程度が選抜され、20人程度のチーム毎の少人数制で構成され、Slackコミュニティ内での学習・交流の機会が得られる仕組みです。講座終了後6ヶ月以内に気候変動関連の仕事に就職したり、起業したりするような人材をどれだけ輩出できるかを指標として運営されている、とても野心的なプログラムのようです。

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先日ご縁があって地元浜松の天竜地区の林業(伐採・製材)現場の見学ツアーに参加する機会を頂きました。

実は参加するまでは自分が今関わっている日常や仕事とあまり接点が見いだせなかったのですが、実際に参加してみて、大きな刺激と学びがあふれる体験となりました。記憶が新鮮なうちにいくつかの学びを記しておきたいと思います。

今回のツアーを企画してくださったのは製材業の(株)フジイチ(有)石牧建築(しましま設計室)で、午前中に天竜地区の林業についての歴史や“天竜材”の特徴についての説明があり、その後製材工場、午後には伐採の現場を見学させてもらいました。幼い頃に学校で学んだものの詳しくはその功績を知らなかった「天竜林業の祖」と呼ばれる金原明善翁のことも学ぶことができました。

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Hiroyasu Ichikawa

Hiroyasu Ichikawa

市川裕康/ ichi / media consultant focusing on tech, digital media & climate change /国内外の デジタルメディア、テクノロジー、気候変動関連の調査・コンサルテイングをしています。https://note.com/socialcompany